【ヲタトーク】ごく個人的な趣味で学校の先生におすすめする深夜アニメ その1
子どもが生まれる前は、よく夫婦で録りだめした深夜アニメを見ながら遅い夕食を共にしたものだった。今は子どもが寝た後に見るものがあればたまに見る、程度になったけど。時間ないからね。
ふと思い立ち、今回はこんな記事を書いて見ようかと。
Twitterとか見てると、結構自分がいいなと思った作品を同業者っぽい方が同じような視点で見ているのかなと思うこともあり。
そんなわけでちょっとシリーズで書いてみます。
ソードアートオンライン(シリーズ問わず)
最近映画化もされました。VRMMORPG=仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム「ソードアートオンライン(SAO)」に参加する中学生(後のシリーズでは高校生になります)キリトと、ゲームを通して出会う人々のお話。
この話の設定等ちょっとややこしいので、まずシーズン1 アインクラッド編を見ることを推奨。そこまではいいやということであればストーリーだけ上記サイトで眺めるべし。
みどころ1:引きこもりゲーマーのヒーロー
主人公キリトは回を重ねるごとに天才最強ヒーローになっていくのだけど、彼は登場キャラクターの中で一番の引きこもり、ゲーマーでもある。ゲームの中では死闘を繰り広げ、周囲のプレイヤーは次々と命を落とす…その中での恐怖や混乱、心理的な葛藤をしっかり脚本の中で描いている。キリトに励まされる周りのプレーヤー(キリトと同世代の中高生が多い)の気持ちが分かる。
みどころ2:VRによって「生きる」病気の子ども
TVシリーズの最新シーズン マザーズロザリオ編のストーリーは、ヒロインのアスナがある凄腕プレイヤーに見込まれ、チームに参加してゲームのクリアを目指すのだが、実はこの凄腕プレイヤーはターミナル期の女子高生で、医療用VR機の臨床実験の被験者。同じように難病と闘う友人たちとオンライン上でチームを結成、ゲーム上の石碑に名を刻むことでこの世に生きた証を残そうとし、命の期限が迫るメンバーのために何としてもそれを実現させようと、アスナをチームに誘ったという話。はー長いな。
有り得る話だよね。っていうか似たことが既にもう起こっているんじゃないか。このレベルのシステムがまだ開発されてないってだけで。運動機能等制限があっても楽しみを持ちたい、自分の力を発揮したい、仲間と繋がり、成長したい。そういう子はいるだろう。実際こういう背景を持つ子に取材をしたのだろうか。全てを知ったアスナが友人らの協力とVRの活用によって、彼女にもう一度学校生活を体験させるというのも驚く。が、彼らの発想やアイディアはある意味で自然というか、リアルに感じられるのだ。ファンタジーにならないというか。こういう子たちを邪魔しない学校、教員で有りたい。
ちなみにこのは全シリーズの中でもちょっと気色が違うので賛否両論分かれるよう。
第2弾に続く。